つなぎ融資とは
別途費用がかかりますが、
注文住宅で土地から購入する場合はほぼ必須なので知っておきましょう!
どういうこと?
注文住宅では土地と建物の契約が別のタイミングになるため、土地代や建築代の一部を先に支払うための融資です。
特に設計には時間がかかるため、土地を押さえておかないと設計の打ち合わせが終わらないうちに誰かに購入される可能性があるので必要ですね。
最初から全額まとめて借りればよくない?
最初にまとめて借りるとすぐに必要としないお金にも利子がかかり、現在の住宅費+返済の二重払いになるため、負担が増えてしまいます。
また、金融機関としては別の用途に使うこと等を防止するためにも、それぞれの必要なタイミングで必要な金額だけ融資する制度です。
家が無いのに返済が始まるの?
それぞれの借入額と決済までの期間に応じて発生した利子+手数料のみを支払います。
金融機関によって支払うタイミングや、利子も含めて借り入れができたりと対応は異なりますが、月々の元金の返済が始まるのは家が引き渡されてからです。
なお、利率は住宅ローンとは異なり少々高めになっています。
完成したらどうなるの?
完成後、引渡しを受ける際に改めて住宅ローンを借りて、つなぎ融資で借りていたお金を返済し、残ったお金で最終金を支払い、住宅ローンの月々の返済が始まります。
例:諸費用込みで土地代1,000万円、建物代2,000万円(着手金600万円、中間金600万円、最終金800万円)の場合
①2月1日に土地を購入するために1,000万円をつなぎ融資で借りる
②4月1日に建物の工事を開始するためにさらに600万円をつなぎ融資で借りる
③7月1日に中間金600万円をつなぎ融資で借りる
④11月1日に引渡し。①の9か月間の利子と②の7か月間の利子と③の4か月間の利子と融資手数料を一括で支払う。
そして3,000万円を住宅ローンで借りて、2,200万円のつなぎ融資で借りたお金を返済し、残りの800万円で最終金を支払い、住宅ローンを毎月返済していく。
という流れになります。
まとめ
少々複雑ですが、要は注文住宅を希望される場合は別途費用が必要、ということです。あらかじめ予算にいれて考えましょう!
また、金融機関によって利率や支払い方法・タイミングが異なり、つなぎ融資の利子もまとめて借りられる場合がありますので、詳しくは金融機関や専門家に確認してください!